残り日数が減っていく画面を見つめるのは、本当に精神的な負担が大きいものです。
今回は、今すぐ実践できて支援に繋がりやすい、関係性別のメッセージ例文と具体的な送り方のコツをまとめました。
まずは落ち着いて、目の前の1人に届く一言から始めていきましょう。
今すぐ使える!関係性別「支援お願いDM」のコピペ例文
支援が集まらずに焦っているとき、最初に打つべき手はSNSでの全体告知ではなく、個別メッセージの送信です。
クラウドファンディングの初期や挽回期において、見知らぬ誰かからの支援を待つよりも、すでにあなたを知っている人へ届ける方がはるかに届きやすいためです。
ただし、全員に同じ定型文を送ってしまうと、受け取った側は作業的に感じてしまい、応援の気持ちが湧きにくくなります。
ここでは、相手との関係性ごとに使える基本文面を用意しました。
コピペしたうえで、必ず相手に応じた個人宛ての1行を添えて送ってみてください。
近い友人・知人へのメッセージ例文
日常的にやり取りがある友人や、気心が知れた知人には、堅苦しい挨拶よりも素直な気持ちと目的を伝えることが大切です。
お願いすることへの気まずさから遠回しな言い方になると、何をしてほしいのかが伝わらなくなってしまいます。
「〇〇ちゃん、久しぶり!
実は今、〇〇という夢を実現するために、クラウドファンディングに挑戦しています。
[プロジェクトのURL]
公開してみたものの、なかなか想いが届けきれず苦戦していて、ぜひ〇〇ちゃんにもページを見てもらえたらと思って連絡しました。
もし内容に共感してもらえたら、無理のない範囲で応援してもらえるとすごく嬉しいです。
(個別の1行:例「先月話していたあの件、形にするために頑張ってるよ!」など)
読むだけでも励みになるので、時間があるときに覗いてみてね!」
気心の知れた間柄であれば、完璧な文章を目指す必要はありません。
苦戦しているという事実を隠さず伝え、応援してほしいという気持ちを素直に示す方が、相手の心に響くことが多いです。
お世話になった先輩・仕事関係者へのメッセージ例文
日頃お世話になっている方や、仕事上の繋がりがある相手には、礼儀を守りつつ、なぜこのプロジェクトを立ち上げたのかという背景を丁寧に伝えます。
ビジネスライクになりすぎず、決意や誠実さが伝わる文面を意識すると良いでしょう。
「〇〇様
お世話になっております。〇〇です。
突然のメッセージで失礼いたします。
本日は、私が現在取り組んでいる新しい挑戦についてご報告とお願いがあり、ご連絡いたしました。
私は現在、〇〇の実現を目指し、CAMPFIREにてクラウドファンディングを実施しております。
[プロジェクトのURL]
目標達成に向けて日々発信を続けておりますが、まだまだ認知が届いておらず、苦戦しているのが現状です。
〇〇様におかれましては、日頃より温かいご助言をいただき大変感謝しております。
もし今回の趣旨にご賛同いただけるようでしたら、ページをご覧いただき、ご支援や拡散のご協力をいただけますと幸いに存じます。
(個別の1行:例「〇〇様から以前いただいた〇〇というお言葉が、今回の挑戦の原点になっています」など)
ご多忙のところ恐縮ですが、温かく見守っていただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。」
仕事関係の方に連絡する場合は、押し売りにならない配慮が欠かせません。
支援だけでなく、ページを見ていただくことやシェアも嬉しい支援の形であることを添えると、相手も心理的な負担を感じにくくなります。
しばらく連絡をとっていない知り合いへのメッセージ例文
数年連絡を取っていない相手への個別メッセージは、送る側にとっても最もハードルが高いと感じる部分です。
クラファンの支援目当てで連絡してきたと思われるのを避けるためには、不自然に探りを入れるのではなく、久々の連絡になったお詫びと現状の報告を率直に書くことが有効です。
「〇〇さん、大変ご無沙汰しております。〇〇です。
ご無沙汰している中で、突然このようなご連絡をしてしまい大変恐縮です。
実は今、〇〇というプロジェクトを立ち上げ、クラウドファンディングに挑戦しています。
[プロジェクトのURL]
昔から温めていた企画だったのですが、いざ公開してみると広がりを作ることが難しく、苦戦している状況です。
急なお願いで本当に申し訳ないのですが、昔から知っている〇〇さんにもぜひ活動を知っていただきたく、思い切ってメッセージをお送りしました。
(個別の1行:例「〇〇さんが以前SNSで発信されていた〇〇の件、いつも陰ながら拝見していました」など)
もちろん、ご負担に思われるようでしたらスルーしていただいて構いません。
もし内容に興味を持っていただけたら、ページを覗いてみるだけでも嬉しいです。
急なご連絡となりましたが、〇〇さんのご健勝を心よりお祈りしております。」
音信不通だった相手に送る際は、必ず返信や支援を強制しない引き算の一言を入れることがマナーです。
スルーしていただいて構いませんという逃げ道を作ることで、相手に嫌な印象を与えずに済みます。

逆効果になる「一斉送信」とNGなメッセージの特徴
焦りがピークに達すると、どうしても効率を求めてSNSのグループ機能やLINEの一斉送信などで、同じ文面を大量の人へ送りたくなります。
しかし、クラファン相談室(運営:fulfull株式会社)での支援サポートの経験からも、一斉送信によるお願いが支援に繋がるケースはほとんどありません。
それどころか、人間関係を損ねてしまうリスクの方が高くなります。
避けるべきメッセージには、いくつか共通した特徴があります。
送信してしまう前に、当てはまっていないか確認してみてください。
- 一目で定型文と分かる無機質な文章になっている
- 相手の名前が入っておらず「皆様へ」となっている
- なぜその人に送ったのかという理由が存在しない
- 目標金額や残り日数ばかりを強調し、焦りを前面に出している
- 具体的な金額を指定して支援をお願いしている
特に注意したいのが、焦りが前面に出て、あと〇〇万円足りません助けてくださいというお願いばかりになってしまうことです。
支援者は、あなたの焦りを解消するために支援するのではなく、プロジェクトの価値やあなた自身の熱量に共感して支援します。
一斉送信で届いた一言は、自分じゃなくても誰かが助けるだろうと思われやすく、結果としてスルーされてしまうのが現実です。
送るときに必ず意識したい3つの配慮とマナー
個別のメッセージを送る決意ができたら、送信ボタンを押す前に以下の3つの配慮が伝わる構成になっているかを確認してください。
少しの配慮があるかないかで、受け取った側の印象は大きく変わります。
相手に負担を感じさせないための配慮について説明します。
冒頭または末尾に、相手個人のエピソードや近況への触れ込みを必ず入れることが大切です。
定型文のコピペであっても、冒頭に〇〇さん先日の発信見ましたや〇〇の節はありがとうございましたといった1行があるだけで、受け手は自分に向けて書かれたメッセージだと感じ取ります。
この1行の有無が、メッセージを開いた後の読了率を左右します。
次に、支援以外の選択肢を提示して心理的ハードルを下げることも効果的です。
お金を出して支援することだけをお願いすると、相手が予算的な事情で支援できない場合に、気まずさから返信すらできなくなってしまいます。
ページを見て感想を教えてくれるだけでも励みになりますや、もし良ければSNSでシェアしていただけると嬉しいですといった言葉を添えておくことで、相手は別の形で応援しやすくなります。
そして、断りやすい空気感を作っておくことも忘れてはいけません。
返信は不要ですやご負担であればお気になさらないでくださいという一言を添えることは、決して弱気な姿勢ではありません。
相手の立場や人間関係を尊重しているという誠実さの表れであり、長期的な信頼関係を守るために不可欠な配慮です。
それでも届かないときに落ち着いて見直すこと・撤退の基準
知人への丁寧な連絡を重ねても、どうしても支援が広がらず、目標達成が見えない場合もあります。
そのときは、メッセージの文章だけでなく、プロジェクトそのものの構造を客観的に見直す必要があります。
クラファン相談室では、数字が伸び悩んだ際に以下のポイントを落ち着いて確認することをおすすめしています。
- リターンの魅力や価格設定が適切かどうか
- 支援の手順や決済方法が複雑すぎないか
- プロジェクトページの冒頭や画像で魅力が伝わっているか
- 想定しているターゲットと実際にアプローチしている層がずれていないか
- 活動報告の更新頻度が止まっていないか
リターンの追加やサムネイル画像の差し替えなど、公開途中であっても挽回のためにできる施策は存在します。
例えば、支援しやすい低価格帯のリターンを追加したり、活動報告を更新して熱量を伝え直すといった方法です。
ただし、どれほど手を尽くしても状況が改善しない場合、プロジェクトの撤退や見直しを検討することも選択肢の1つです。
クラファン相談室としては、どんなプロジェクトでも無理に継続すべきだとは考えていません。
実施しない方がいい場合や、一度リセットして出直した方が良い場合には、それを正直に受け止めることも大切です。
特にCAMPFIREのAll or Nothing方式を選択している場合、目標金額に1円でも届かなければ支援金を受け取ることができません。
その場合、サービス利用料12%と決済手数料5%を合わせた17%(税別)の手数料が発生することはありませんが、これまでの準備や集客の努力が形にならないまま終了することになります。
一方、All In方式の場合は、目標未達であっても集まった分の支援金を受け取ることができますが、リターンを提供する義務は必ず発生します。
支援が集まらないまま残り日数がゼロに近づいたとき、無理に自分自身の資金を投じたり、相手に過度な負担をかけてまで目標を達成させようとすることは、本来のクラウドファンディングの目的から外れてしまいます。
今回の挑戦で得られたデータや反響、応援してくれた人たちとの繋がりは、決して無駄にはなりません。
一度立ち止まり、条件を整えてから再度挑戦するという決断も、誠実な選択肢の1つです。
まずは今日、大切な1人へ向けた丁寧なメッセージを送ることから始めてみてください。