画面の前で途方に暮れている方に、今日からすぐに実践できる挽回の手順をお伝えします。
拡散されない本当の理由を知り、アプローチの順番を少し変えるだけで、停滞していた状況が動き出す可能性があります。
まずは焦りを一旦リセットしましょう
残り日数のカウントダウンを見ると、どうしても心が焦ってしまいますよね。
毎日SNSに投稿しているのに「いいね」もシェアもつかず、支援金額のメーターがぴたりと止まったままだと、世の中から無視されているような寂しい気持ちになるかもしれません。
ですが、まずは一度深呼吸をして、画面から目を離してみてください。
クラウドファンディングで拡散が起きない時、多くの起案者様が同じ罠にハマっています。
それは、まだ熱量が溜まっていない状態で、見知らぬ不特定多数に向けて叫び続けてしまうことです。
今からでも打てる手は十分にあります。
焦って逆効果なアクションを起こしてしまう前に、この記事を読んで、今日やるべきことをひとつずつ整理していきましょう。

SNSで拡散されない原因は「最初の熱」が見えないから
SNSでいくら発信しても拡散されないのは、あなたの企画や思いに魅力がないからとは限りません。
拡散されない最大の理由は、ページを訪れた人に「最初の熱」が伝わっていないからです。
見知らぬ第三者がSNSでシェアや支援をする時の心理を、少し想像してみてください。
支援者がまだゼロ人、あるいは数人しかいないプロジェクトを見かけたとき、多くの人は「本当にこのプロジェクトは大丈夫だろうか」と様子を見てしまいます。
誰も入っていないガラガラの店に、一人で入るのが少し怖いのと同じ感覚です。
どれほど素晴らしい商品や支援理由が書かれていても、まだ誰も応援していない状態では、見知らぬ人が自らリスクを取ってシェアしてくれることは滅多にありません。
SNSで自然な拡散が起きる背景には、必ず「すでに誰かが熱狂的に応援している雰囲気」が存在します。
つまり、不特定多数に拡散してもらうためには、その前段階として「身近な人たちからの熱い応援」という土台が絶対に不可欠なのです。
この土台がないままSNSの発信頻度だけを増やしても、空振りに終わってしまうのがクラファンの難しいところです。
【今日できること】SNSを一旦止め、身近な人へ個別連絡をする
拡散されない現状を破るために、今日すぐに行ってほしいアクションがあります。
それは、XやInstagramへの不特定多数向けの発信を一度ストップし、身近な知人や友人へ個別に連絡を取ることです。
「知人に連絡するのは気が引ける」「お願いするのは申し訳ない」と感じるかもしれません。
しかし、クラファンにおける最初の支援や応援の大部分は、元々あなたを知っている既存の知人から生まれます。
これをクラファン業界では「呼び水」と呼びます。
あらかじめ応援してくれる知人に声をかけておき、プロジェクトの初期に熱量を作る設計が、実は成功しているプロジェクトの裏側で必ず行われているのです。
具体的には、今日中に次の手順で動いてみてください。
手当たり次第に一斉送信メッセージを送るのではなく、一人ひとりの顔を思い浮かべながら連絡を入れることが大切です。
- これまでにお世話になった方や、連絡を取っていた友人・知人を10名書き出す
- 定型文ではなく、相手との思い出や近況に触れた個別のメッセージを作成する
- 「クラファンを始めた理由」と「なぜあなたに伝えたかったのか」を自分の言葉で伝える
- 「支援してほしい」と直接頼むのが難しければ「意見を聞かせてほしい」「シェアで応援してほしい」とお願いする
一見すると地道で遠回りに思えるかもしれません。
ですが、10人の知人に心を込めて連絡し、そのうち3人が支援やシェアをしてくれることのほうが、見知らぬ1000人にSNSでつぶやくよりも何倍も強力です。
支援者のメーターが動き始め、ページにコメントや熱量が溜まって初めて、見知らぬ第三者も「このプロジェクトを応援してみようかな」という気持ちになります。
不特定多数への拡散を狙う前に、まずはこの「身近な熱」を作り出すことに全力を注ぎましょう。
ページ改修のポイント|見知らぬ人がシェアしたくなる工夫
身近な人への連絡と並行して、プロジェクトページの見た目と言葉を少しだけ整えましょう。
個別連絡によってページにアクセスしてくれた人が、思わずシェアしたくなるような状態を作っておくためです。
大掛かりな修正をする時間がない場合でも、以下のポイントを見直すだけで印象が大きく変わります。
まずは、スマートフォンで自分のページを開いてみてください。
クラファンにアクセスする人の8割以上はスマートフォンからページを見ています。
トップ画像に書かれている文字が小さすぎて読めなかったり、何を目指しているプロジェクトなのか一目で分からなかったりしないでしょうか。
見知らぬ人がシェアしたくなるページには、いくつかの共通点があります。
- トップ画像を見るだけで「誰のどんな課題を解決する企画か」がパッと理解できる
- 挨拶や自己紹介が長すぎず、スクロールしてすぐに「実現したいこと」が出てくる
- リターンの魅力や内容が、画像とタイトルだけでパッとイメージできる
- 「残り○日で○%達成を目指しています」という具体的な応援のお願いが書かれている
特に大切なのは、活動報告の更新です。
プロジェクトページが公開されたまま更新されていないと、訪問者は「この起案者は本当に活動しているのだろうか」と不安になります。
支援が増えていない状況であっても、「本日、試作品の打ち合わせをしました」「応援メッセージをいただきました」といった日々の出来事を活動報告に投稿してください。
動いている気配を感じさせることが、第三者が安心してシェアや支援をするための重要な要素になります。
挽回しようとしてやってしまいがちな3つの失敗
焦っている時ほど、良かれと思ってやった行動が裏目に出てしまうことがあります。
クラファン相談室の現場でも、苦戦している起案者様が焦りのあまり試してしまい、失敗してしまったケースを何度も見てきました。
時間とエネルギーを無駄にしないために、以下の挽回策は避けるようにしてください。
一つ目は、見知らぬ人へのSNSでの無差別なDM送信です。
関係性が作れていない相手にいきなり「クラファンを始めたので支援してください」とDMを送ると、スパムアカウントとして報告されたり、プロジェクトの評判を落としたりするリスクがあります。
二つ目は、準備不足のまま有料のSNS広告を打つことです。
ページ自体に「最初の熱」や十分な支援実績がない状態で広告を出しても、訪問した人は何も支援せずに離脱してしまいます。
広告費だけが消えてしまい、資金面でのダメージが大きくなるためおすすめできません。
三つ目は、同じ内容のSNS投稿を1日に何度も繰り返すことです。
同じ画像と文章で「拡散してください」「支援をお願いします」と連投すると、既存のフォロワーもうとましく感じて離れていってしまいます。
発信をする際は、毎回違う切り口やプロジェクトの裏話などを交え、読んでくれた人が楽しめる工夫を心がけましょう。
クラファン相談室からの正直な提案|仕切り直す判断も大切です
ここまで挽回策をお伝えしてきましたが、クラファン相談室から一つ、正直なご提案があります。
もし、残り日数がすでに数日しかなく、目標金額との乖離があまりにも大きい場合は、無理に走り続けるのではなく「一度取り下げて仕切り直す」という判断も、決して間違いではありません。
クラウドファンディングには、目標金額に届かなければ支援金を受け取れないAll or Nothing方式と、目標未達でも集まった資金を受け取れるAll In方式があります。
ちなみに、CAMPFIREのAll or Nothing方式で達成した場合の手数料は17%(サービス利用料12%+決済手数料5%、税別)となっています。
All or Nothing方式で挑戦していて、残り時間的に達成が極めて厳しい場合、不完全燃焼のまま終了時間を迎えるよりも、一旦プロジェクトを終了させ、事前の準備を整えてから再挑戦したほうが良い結果につながることもあります。
クラウドファンディングの成功は、公開前の準備と「呼び水」の設計で8割が決まると言っても過言ではありません。
今回集まらなかったのは、あなたの企画や思いに魅力がないからではなく、事前の告知期間やファンづくりの時間が足りなかっただけかもしれません。
一度失敗や中断を経験し、しっかりと事前の応援者を集めてから再挑戦して大達成したプロジェクトを、私たちはこれまでにいくつも見てきました。
プロジェクトを続けるべきか、一度立ち止まって仕切り直すべきか迷ったときは、私たちクラファン相談室(運営:fulfull株式会社)に気軽にご相談ください。
今の状況を客観的に見極め、あなたにとって最も良い選択肢を一緒に考えます。